なんか新しいこと考えてよ?と言われたらどうする。「企画」を読んで
もの読むひと管理人のBeeです。
社会人になって働きだすと上司からや周りから何か考えておいて!と言われることがあります。それは今度部でクリスマスパーティーするからなんか考えておいて、ということもあれば、会社で新しいビジネスに取り組みたいからなんか考えておいて、という場合もあります。
今回読んだ「企画」という本では、フジテレビ在籍中に”逃走中”や”有吉の夏休み”などを考えだし、今は独立してコンテンツプロデューサーをしている高瀬さんが”企画とは何か”について語ってくれています。
・One Phrase Summary
この本は何か考えなければいけない人、考えたい人を後押ししてくれる本です。
筆者の高瀬さんの言いたいことを纏めると”企画とは決めることであり、企画に失敗はない”ということです。なんか簡単そうじゃないですか?
・企画のエッセンス
- 企画とは決めることである
- 可能性を適度に狭めることが大事。制約が企画を生む
- 情報は情報の集まるとこに集まる。15分の雑談で情報をUpdate
- 人の欲求に基づく企画を(例:人は損をしたくない)
- 違和感を使う、世界観を使う
- 企画書は読ませるものではなく見せるもの
・制約の重要性
なんか考えて!なんでもいいからさ。と言われると一見自由のようでいて不自由です。
それは考える手がかりがないから。適当なお願いをしてきた人と考える方向性が合ってるか分からないから。
例えばクリスマスパーティーの幹事を依頼された時も、予算が一人5千円と1万円では違うし、立食か着席かでも変わってくる。色々な制約がある中で”何かを考えて決める”ことが企画なのだ。まずは制約を確認しよう。決めよう。
・15分の雑談で情報をUpdate
何か考えてと言われて本当にゼロからイチを考えれる人は天才だ。
そんな人はさっさと会社を辞めて独立すれば良いと思う。だいたいの人はそんな天才ではない。
じゃあどうすればいいか。アウトプットする為にはインプットが大切、という基本に戻ることだろう。勿論メディアなどを通じて情報を集めるのもいいが、最新の情報は人が持ってることが多い。
それも日常からコミュニケーションを取ってる人ではなく、久しぶりに合う人とは知らない情報が多いだけに新鮮な情報が多い可能性がある。昔だったら会社の廊下で偶然合う知り合いと雑談とかも出来たけどリモートワークが一般化した今はそれも難しい
そこで筆者がおススメがするのが、リモートを逆手に取った15分のオンライン雑談である。久しぶりに話したい人に15分だけの会議を入れてしまう方法であり、時間が限られているだけに相手の負担感も比較的少ない。
・終わりに
今回の本は凄く具体的にこうすれば企画が出来る、というよりかは、このようなマインドや仕組みを自分の中で持っていると企画ということに取り組みやすくなる、という本でした。具体的な企画の方法論としては、同じ筆者のひとつ前の本「人が動くコンテンツのつくり方」の方が役に立つとおもいますので、気になった方はそちらもお読みください。
Have a nice reading life